世界の森林

世界の森林の現状

環境省によると世界の森林面積は、約40.3億haで、地球上の陸地面積の約3割を占めています。しかし、世界の森林は減少を続けており、毎年520万haが減少しています。特に森林の消失面積が大きい国としてはブラジル、インドネシア、オーストラリアがあげられます。

なぜ、世界の森林面積は減る一方なのでしょうか。

森林減少の原因
森林減少の原因としては「農地などへの土地利用転換」「燃料用木材の過剰な採取」「森林火災」「違法伐採」などがあります。
《農地などへの土地利用転換》
世界的な食料やバイオ燃料などの需要の増加により、東南アジアでは大幅に森林を伐採してアブラヤシのプランテーションへ、アマゾンではサトウキビ農園や牧場へと土地利用の転換が増加しています。

《燃料用木材の過剰な採取》
開発途上国においては、日常生活の燃料として薪や炭を利用しており、それらの確保のために森林が伐採されています。世界の木材のうち、約半分は燃料として利用されています。人口の増加に以前よりも燃料確保のための森林伐採が急増し、森林回復のスピードが追いつかず、森林減少・劣化の原因となっています。

《森林火災》
焼畑農業、農地開発のための火入れ後の火の不始末や、落雷、地球温暖化による気温上昇が原因となり、森林火災が発生し、森林が焼失しています。泥炭や永久凍土がむき出しになることにより土壌から発生する二酸化炭素も問題となっています。

《違法伐採》
森林を保全するためには、持続的な森林経営が不可欠ですが、それを阻害している要因として、違法伐採問題が指摘されています。また、違法伐採された木材の多くは、外国、特に先進国に輸出されています。