間伐材を教材に

間伐材の活用方法

私たちは、間伐材を商品として持続的に消費することで、林業が活性化し、日本の森林の回復・木材自給率の増加につながると考えました。 そのときに大切なのは、 ・消耗品など、持続的に買い換えられるもの ・ほかの同じ商品と比べたときに選んでもらえるもの だということです。  木製製品は、基本的に何年間も持つものが多く、それが良さともいえます。しかし、間伐材を使った商品は、間伐材を持続的に多く消費する必要があるため、長く使える商品では解決につながりません。また、同じような商品が並んでいる時、わざわざ間伐材で作られたその商品を選んでもらえるような商品にする必要があります。
そこで、まず初めに私たちが考えたのが 「間伐材を用いた図工教材」です 協力していただいたのは、活動の中で間伐材利用のお話を聞いた、伊東将志さん。伊東さんは、三重県尾鷲市で間伐材利用の活動を行っています。尾鷲の林業を活性化するために「100のありがとう風呂」を考案し、2015年グッドデザイン賞に選ばれました。私たちはその尾鷲ひのきを使って、100のありがとう風呂だけでなく、学生を中心に持続的に消費され、間伐材をいかせる商品を提案することにしました。

デザイン・企画

この教材は、間伐材の丸太輪切りを重ね、基本的な加工の仕方を学びながら作品を作るというものです。(例:DIYのようなインテリアグッズなど)
POINT1.対象年齢にあわせ、釘打ちやドリル、ボンドでの接着など、加工の仕方を工夫して、授業をアレンジすることが出来ます。
POINT2.ひとつの作品の中に様々な加工を取り入れることができ、作品を作りながら基本的な道具の使い方を学び、練習をすることができます。
POINT3.図工教材としてだけでなく、間伐材についても子ども達に知ってもらうきっかけになります。 対象:小学校高学年~
失敗の理由
学校の教材は、安全性がとても重視されます。そのため、木工用の木材は基本的に板状で、加工しやすくなっています。実際に、美術の教材カタログに載っている木材はすべて板状のものでした。 ひのきの間伐材は、 ・硬い ・丸太状 ・重い そのため、加工がしにくく、危険性が高くなってしまいます。ひのきの間伐材は教育材に向いておらず、この提案は難しいということがわかりました。